ストレスと抜け毛の因果関係

 人間は誰でも社会生活を送る上で、外部からの刺激に対して神経が働き、ホルモンなどのバランスを調整することでその刺激に対し反応をします。これが生体の反応といわれています。

 気温、汚染物質、細菌や、生活環境から受ける悲しみや怒り、そして悩みなどが、ストレスとして生体反応を起こす要因となります。ただ、少しずつ受けるストレスに対して人間はある程度順応することが可能で、受けたストレスを緩和しようと回帰作用が働きます。これによって免疫性や抵抗力をつけ、気力などが生まれる元になるので、生活の中では必要なものだと思います。

 ストレスに対する反応は感受性が大きく影響し、個々で全く異なります。同じストレスに対して平常心で受け止められる方もあれば、そうでない方もいます。その時の精神や体のバランスによって、自らの体が持つ治癒力が低下してしまう例もあると思います。


 サイトやネットを見ていると、現在脱毛に悩む方の低年齢化を強く感じます。現代の若者はストレスにとても弱く、生体反応を起こしやすくなっており、そのダメージが髪に現れているという可能性は決して否定できません。

 ネットなどで不安を煽るような嘘の情報や、自分が読んだ書き込みなどによって、不安を募らせてしまうケース。日々増していく不安で、不眠症になったりすることもあると思います。このようなストレスを脳が刺激として受け止めると、毒性の強いアドレナリンを分泌して交感神経に脳が支配され、何事にも敏感に反応してしまいます。さらに交感神経の影響でアドレナリンが分泌され、血管が収縮してしまうという報告もあり、これによって血流が悪くなる場合があります。鳥肌がこれに似た症状と言われています。

 一部では、このようなストレス状態にさらされると脳が異常に活発な活動をし、他の組織や器官から体液を脳に供給しようと、体の様々な部分から血液を含めたものが脳を守るための防衛本能を働かせます。その中で直接命に関わりないような器官(この場合顔や頭皮)から血液などを得ようとするために顔が蒼白になり毛乳頭に供給していた血液などが脳に使われてしまいます。
 毛乳頭部分に到達する血液の量が少なくなることで、当然髪に影響が発生します。精神的にはヒステリーや食欲不振、不眠症などを併発します。
 体のほかの部分からも体液を得ようとすることで、頭皮や内臓の温度なども低下し、下痢や便秘などになりやすくなるケースもあります。

 女性の場合でよくみられる例は、ホルモンバランスが急激に悪くなり、髪の生成に深く関係するエストロゲンなどの減少が毛髪周期を短縮させ、毛母細胞の核分裂の機能が低下し、髪の生成を妨げることがあります。


 勿論、お話したすべてがストレスを受けたからといって必ず起こるわけではありません。ストレスが及ぼす悪影響を不必要に恐れる必要もないと思います。脱毛だけではなく、現代の若い方たちは、生まれ育った環境や日々のストレスを溜め込んでしまうケースが最近とても増えています。それに立ち向かう気力がなく、ネットなどを通じて不安を増幅する場合がたくさんあります。

 ケアをしていても中々改善していかない不安などを誰でもお持ちだと思います。逆に、ちゃんと自分の状態を把握した上で商品を選び、正しいケアを始めることで、自らの回復に希望の光を見つける方もいます。

 人間の生体反応は、受けたストレスによって自分を守るためにおきてしまうことです。体はそれに立ち向かっているのに本人が諦め、悲観的になってしまうことが一番の悪循環を起こしてしまいます。人は確かにそれほど強い生き物ではないと思います。ですが今この瞬間にも全く違った悩みを抱えそれでも立ち向かって生きている方たちがいるということは覚えておいてください。