マイクロバブルを利用した育毛

 マイクロバブルとは、わずか直径20マイクロメートル(1um=1/1000mm)ほどの超微細な気泡のことです。
 マイクロバブルの発生するシャワーヘッドを用いて髪を洗うと、髪の毛の太さよりも小さな泡が毛穴の奥まで入り込み、剥離効果や気泡破壊時のエネルギーによって皮脂の汚れ、老廃物を排除してくれます。
 セラミックカートリッジにより塩素等を除去する効果もあり、節水効果も抜群で、頭皮や髪だけではなく体全体に利用することで、シャンプーやボディソープ、クレンジングや洗顔に頼ることなく、体に付着した落ちにくい汚れ(落ちにくいタイプの口紅等)を水だけで落とせるようになります。

 以前、「サイエンスZERO」という番組で紹介していたマイクロバブルの使用方法として、がん細胞を安全な形で破壊するのに使用する研究が進んでいるそうです。また、近年解明されてきた発毛の仕組みについては、理化学研究所脳科学総合研究センターの山田真久さんによると、脳の神経細胞を成長させるBMP(骨形成タンパク)というタンパク質が、髪の成長に関わっていることが分かってきたそうです。


 実際に使用してみて、まず驚くのが皮脂などの分解度合いです。あえて一週間、いい加減にシャンプーをして皮脂などが頭皮を覆うようにしてみましたが、一度のシャンプーであれほど取れるとは思いませんでした。
 入浴時にこのシャワーヘッドからお湯を溜めて入浴した所、体全体の皮膚の感じが違うのが実感できました。それにシャンプーや洗剤などを桶にわざと付着させて放置したのですが、普段では中々落ちないものが綺麗に落ちているのがわかりました。

 シャンプーや関連ケア商品は、とても重要です。今までその重要性を何年にも渡ってお話をしてきました。
 お水の問題も以前から考えておりましたが、シャワーの場合、ミネラルウォーターのように、自分が安心したものを選んで使うことが難しいものです。しかも、カルキは地域によって濃度が全く異なり、都心部や集合住宅の場合には、どうしてもカルキ濃度が高くなってしまいます。そのため、今までは簡単にシャワーなどのお水を替えるのは困難だと思っていました。
 実際、マイクロバブルのカートリッジの劣化も都会と地方では異なるようで、お住まいの地域の水源などが大きく影響するそうです。集合住宅の場合も、交換の時期が早まることがあるそうです。
 ですが、シャワーヘッドを交換するだけでこれほど効果があるのであれば、とてもお値打ちだと思います。

 今までもシャワーヘッドなどの売り込みはありましたが、実際に試してみると、満足のいくものはそれほどありませんでした。「マイクロバブル」とネットで検索すると様々な商品がヒットすると思いますが、今回ご紹介している上図商品は、業界では大変注目をされている会社の製品です。世にいち早く「イオンドライヤー」で特許を取れるほどのイオン発生装置を開発し、現在僕が紹介しているイオン導入器も販売しています。

 マイクロバブルの特性として、高い血行促進効果があるといわれています。これから冬場にかけての寒い時期、様々な老人介護施設などで利用されております。
 そのような効果が育毛にも役立ち、余計なマッサージなども不要で育毛剤を利用するのと同じような効果が期待できます。値段的には高額だと感じるかもしれませんが、皮脂の排除効果や血行促進性を考えると、決して高い投資ではないと思います。

 ひとつ注意点があるのですが、リンスやトリートメントを塗布後、シャワーヘッドの裏にある穴を押さえ、マイクロバブルの発生を一時的にとめていただかないと、皮脂などの分解度合いが高いために塗布したトリートメントの効果が失われてしまいます。しかし、このような切り替え機能は他社のマイクロバブルシャワーヘッドにはついておりません。この点から考えても、今回ご紹介する商品がいかに優れているのかお分かりいただけると思います。

 マイクロバブルの特性や有効性は様々ですが、使い方をしっかり行わないと、逆に現在行っているケアが無意味になってしまうケースもあります。
 安易に類似商品をご利用されるのはおすすめできませんので、ご注意ください。


 マイクロバブルをつかった実験で、興味深いものを数件ご紹介します。

 マイクロバブルが世に広まったきっかけは1998年の広島県、カキ養殖場での実験からだったそうです。
 赤潮の発生で全滅の恐れがあったカキの養殖場の海中でマイクロバブルを発生させた所、マイクロバブルを与えなかった稚貝の5〜6割が死滅していたのに対し、マイクロバブルを与えた貝は、ほとんどが生きていたそうです。
 同じ実験を三重県の真珠養殖、北海道のホタテ養殖所でも行った結果、例年なら赤潮の発生で全滅していた貝類は、全く影響を受けることなく生育していき、これからの水産業にはかかせない新技術となりました。同時に、貝類の食中毒の原因となるノロウィルスなども減少させる効果も発見されています。

 愛知万博においては、マイクロバブルを圧壊したナノバブルをつかい、不思議な展示がされていました。
 淡水魚の金魚と海水魚の真鯛が、同じ水槽で泳いでいるのです。これは、汽水域の水でナノバブルを発生させた結果だそうです。
 (産総研 愛知万博 http://www.aist.go.jp/pr/expo/contents/nanob/nanob.html

 また、二つの同じ浴槽に、それぞれマイクロバブルのお湯、普通のお湯を40度で溜めて入浴していただいたところ、10人中10人がマイクロバブルのお湯のほうを熱いと感じたそうです。
 この実験結果をみても、血行不良を改善する効果はとても高いと考えられ、介護施設などでの利用が進んでおります。

 血行促進作用は、プラスイオンを持つ皮膚にマイナスイオンを持つマイクロバブルが付着し刺激することで、細胞膜内外の電位差に影響を与え、一酸化窒素を血管内に発生させ、血流を高めると考えられています。また、マイクロバブルが皮膚に付着することで、マイクロバブルと皮膚の間に皮膚呼吸による炭酸ガスが蓄積し、皮膚表面が刺激されて血行促進が促されると考えられています。

 髪や頭皮に付着するさまざまな雑菌や老廃物を排除し、高い血行促進作用のあるマイクロバブルは、これから育毛の分野において欠かせない技術となるでしょう。