高濃度酸素を使った新しい育毛ケア

 人間は、水や食べ物がなくても一週間くらいは生きられますが、酸素がない環境下においては1分も生きることができません。体は1分間に約200ミリ近い酸素を消費すると言われていますが、酸素を体内に蓄積することは不可能です。体の60兆個の細胞すべてに必要な酸素を供給するために、赤血球のヘモグロビンが酸素の運搬を効率よく行えるような仕組みになっています。

 人間は呼吸をすることで酸素が肺に入り、肺胞と毛細血管をすり抜けて体内に取り込まれます。その際に酸素を運ぶ役割を行うのがヘモグロビンで、赤血球に含まれています。人間の血管の98%を占める毛細血管はヘモグロビンよりも小さいのですが、ヘモグロビンは形を変えることが可能で、そのおかげで末端の毛細血管まで酸素がいきわたります。
 髪は、このような末端の毛細血管からたんぱく質やミネラルの供給を受け、細胞分裂が促されて髪になるのです。

 では、酸素が欠乏するとどのようなことが起こるでしょうか?
 酸素が欠乏すると真っ先にダメージを受けるのは脳です。酸素濃度の低下とともに頭痛や脈拍の増加、判断能力が鈍り、記憶を失い、意識不明に陥る等、非常に危険な状態になる可能性があります。
 脳が消費する酸素は全体の25%にもなり、一日に循環する血液は2000リットルといわれていますが、他の臓器などに比べると約7倍近い量の酸素を消費します。脳への酸素の供給が途絶えると2、3分で脳細胞の死滅がはじまり、最終的には脳死にいたるといわれています。

 このように重要な酸素。疲労やタバコ、アルコールや加齢によっても酸素の効果が大きく変わるといわれています。このような要因が髪に与える影響も大きいのです。

 人間は酸素なくしては生きることはできません。抜け毛と酸素など全く関係ないとお考えかもしれませんが血行が悪い体の場合に当然その影響が髪に現れる可能性があります。タバコが髪に悪いと言われているのはそのためです。


 それでは酸素を効率良く摂取すれば髪によい効果が出るのか?その可能性は十分あります。

 先にお話をした赤血球のヘモグロビンは、人体の血管の98%を占める毛細血管よりも大きいものですが、形を変える能力に優れていて、末端の毛細血管(頭部など)をすり抜けて血行を促進してくれます。よくテレビで見るドロドロ血液などは、酸素不足や高コレステロールによって赤血球が血管内をスムーズに通ることができないために起こる現象です。
 近年、若い方たちに増えている抜け毛や薄毛などを引き起こす要因としては、コレステロール値の高くなるような食生活なども問題になっています。


 タバコの煙には4000種類の有害物質が含まれていて、中でも一酸化炭素は、車の排気ガス並の濃度があるといわれています。一酸化炭素はヘモグロビンと酸素の結合を妨害するので、喫煙者は慢性的に酸素不足状態になります。

 アルコールを体内で分解する際に、アセトアルデヒドという物質が生成され、悪酔いや二日酔いなどの原因といわれています。これが水と炭酸ガスに分解される時に酸素が必要となり、お酒を飲めば飲むほど酸素は消費され、飲酒状態は低酸素状態を引き起こします。

 人間は二十歳を過ぎると肺の成長や発達が止まり、それ以降は加齢に伴い肺機能は衰え肺活量も落ちていきます。学生のころのように運動やスポーツができなくなったといわれるのはそのためで、運動不足や体重の増加などは酸素不足に拍車をかけます。

 スポーツ時の必要酸素量は通常呼吸の5倍から10倍といわれていますが、酸素は食物の栄養素をエネルギーに変える役割も果たしています。疲労感なども糖分がエネルギーに変わる際に発生する乳酸の蓄積が原因になります。その乳酸を水と炭酸ガスに分解させるときにも酸素が必要で、ベッカムやハンカチ王子などが、高濃度酸素カプセルを使用することで連日の試合の疲労を克服し、コンディションを整えたことはたことは皆さんご存知だと思います。

 酸素といわれれば大気に存在するものであって、人間が生きていくうえで必ず必要だということは小学生の時に習うでしょう。生物にとって、血行を促進し健康を保つためには、酸素はもっとも重要なのです。

 タバコ、お酒、疲労、運動不足、高カロリーの食生活などが血行を悪くすることや、赤血球が毛細血管を通る際に、酸素の助けがなくしては行われないかを再確認いただけたと思います。

 実際特殊な顕微鏡を使い爪の際を拡大すると酸素バーなどで利用する高濃度を酸素吸引前と後で、どれほど赤血球のめぐりがよくなっているか確認いただけます。

 生活習慣を正し、体に害になるものを排除することは髪の源である血液をどれだけ効率よく毛乳頭に届けるかに大きく左右します。