毛髪のダメージや髪のコシに対するケア法

回復過程の毛髪■  髪にダメージを与える要素は様々な物があります。
 カラーリングやパーマなどによる薬害的な損傷や、レザーやスライドカットなどによる物質的な損傷、紫外線やドライヤーのかけ過ぎなどもあります。さらに、毛包細胞などの機能低下や毛根の状態によって、弱った髪が生えてきているなどもあります。
■回復過程の毛髪■

 このような状態に対するケア方法は様々あり、各メーカーやお店によっても考え方や理論は異なる事が多いとは思いますが、以下に様々な対処方法をご紹介したいと思います。

 基本的に、髪のダメージやハリなどがなくなる一番の原因が、キューティクルの損傷による、髪内部のたんぱく質の流失が上げられます。これは薬害だけでなく、物質的ダメージも含め様々なケースで起こります。
 この場合、現在美容院などでは、ケラチンやコラーゲンなどのたんぱく質を使い、ダメージ部分を補修するケアを行います。剥がれた髪の表面のキューティクルを、塗布したたんぱく質でダメージ箇所を補う方法です。
 この際、髪に定着させる方法は様々ですが、「ヒートバインディング」といって熱を加えたり、PPT系のものでそのまま髪に塗りこむ方法を取る場合もあります。


 PPTなどのたんぱく質でも、植物性のたんぱく質が主に用いられていましたが、あるメーカーでは動物性たんぱく質の使用を薦めているケースもあります。
 さらに一本の髪でも、根元と毛先のダメージ状況などが異なる場合、塗るたんぱく質自体の分子の大きさを変えたりして補修する方法を取るケースもあります。
 手間はかかる為、皆さんがご自分で行なうには少し大変だと思いますが、美容院などによってはしっかりと行なってくれるケースもありますし、自宅での自分で使えるようなPPT系の商品も発売されています。
 ケアをはじめてすぐに実感できるほどとなると、やはり美容師の手によってでないと難しいと思います。
 とくに、頭皮に対するケアと同時に髪のダメージの補修を行なうことはとても良いと思います。


 また、最近効果を上げているのは、髪に使うヒアルロン酸です。
  本来ヒアルロン酸は、1gに対し6リットルの水分を保水できることから、女性の化粧品などに多く用いられておりました。
 そこに着目したあるメーカーが、髪のパサツキを抑えるために、ヒアルロン酸を用いて髪質を改善しようとしたところ、髪のパサツキが改善されたのではなく、髪にハリを戻したために、新たな商品として発売されました。
 確かに、従来は髪に水分を与えると、その重みから髪は反ってつぶれてしまうなどといわれていましたが、クセ毛の方が湿度などが高くなると、髪が納まらず膨れてしまうように、髪内部で水分を蓄積する隙間が、ダメージや栄養不足で髪が保水できないと、その隙間がつぶれてしまい、髪が倒れてしまうという状態になってしまいます。
 ところが、このような隙間をヒアルロン酸のような保水性の高い成分で補うと、その隙間に水分が補給される事によって、弾力と潤いが蘇ります。考え方としては、水が入っていない水風船が髪に多く含まれていたのが、ヒアルロン酸を塗布することでその隙間が埋まり、水風船が膨らんだ状態になります。
 髪にハリを戻す方法は他にも様々な方法がありますが、ヒアルロン酸は手軽に髪を回復する方法の一つではあると思います。