ケアの仕方について

理想的頭皮  まず大切なのはシャンプーです。
 皆さんは泡立ちの良さや髪のツヤなどの良さで、シャンプーの良さを判断していると思いますが、本当はそのシャンプーが、頭皮をどれだけ綺麗な状態を保つことができかということが重要です。シャンプーの前にブラシッングをすれば、髪に付着する80%近い埃や汚れは取れるといわれています。
 シャンプーを塗布する前にしっかりと髪を濯ぐことも、汚れを落としやすくし、小量のシャンプーで洗う秘訣になります。
■理想的頭皮■

 シャンプーは一箇所に付けるのではなく、髪全体に満遍なく塗るようにつけてください。いきなり指の腹を立てて洗うのではなく、手の平で軽く頭皮全体に行き渡るように円を描きながら塗ると、泡立ちもよくなります。
 商品によっては天然系成分のシャンプーなど、泡立ちがよくない商品もありますが、だからといってシャンプーの塗布量を増やすような事はしないでください。
 手の動かし方としては、手早く動かそうとせずに、じっくりと揉みながら洗うようにしてください。濡れている髪はキューティクルも開いているので、大変傷つきやすいのです。さらに髪をタオルでふくときも、髪同士をこするような事は行なわず、タオルに水分を吸収させるようにしてください。

 実際にシャンプーの際の手の動かし方は難しく、美容師であっても満足が出来るほどに汚れを落とせないことはあります。そのような時は、シャンプーブラシのようなものを使ったり、クレンジングローションなどをシャンプー前に使うのも有効です。その後、トリートメントやリンスを使うのですが、これもシャンプーと同様、塗り過ぎないことが重要です。
 トリートメントの種類や髪質などによって、髪全体(根元から毛先)までつけないほうがいい場合もあります。判断基準としては、髪の長さやダメージ度合いなどが影響します。
 さらに髪に塗布した後、粗い目のコームで、髪にトリートメントが均等に行き渡るようにするのもいいでしょう。過剰にトリートメントなどを使うことがなくなり、つけムラもなくなります。
 それと、塗ったらすぐに洗い流すのではなく、数分放置したり、ラップを巻いたりビニールキャップなどをかぶって、上昇する体温を使って保温効果を保ち、トリートメントなどの浸透性を促す方法もあります。求める髪質や質感によっても、お使いになるトリートメントの種類によっても、根元から塗るべきか毛先だけかの使用方法が異なります。
 現状の髪に、必要な栄養素を補給するためのもっとも有効な方法は、トリートメントの使用であり、リンスやコンディショナーなどを使って、シャンプーによってアルカリに傾いた髪のペーハーを酸性度合いに戻すことも重要です。さらに良質なシャンプーなどは、頭皮にとっても理想的なペーハーを保つ効果があり、脂漏性や過敏性のどちらであっても皮膚全般にはとても重要な要因になります。


 ダメージ毛や髪にハリを与えるために必要なケア法は、別途ご紹介いたしますが、ここでは育毛剤などの使用方法を紹介していきます。
 育毛剤などを塗布するタイミングは、種類などによっても変わってきます。
 基本的には、ハーフドライくらいの状態での塗布が一番理想的だと思います。育毛剤は、毛根などの状態によっても異なりますが、塗布後、毛根内部に浸透するまでに数分の時間を要します。そのため、すぐにマッサージに入りドライヤーを使用すると、せっかく塗った育毛剤などが拡散してしまうケースがありますので注意が必要です。
 さらに、ザンドロックスのような育毛剤などは、塗布後30分から1時間を要することもあります。マッサージは、シャンプー時の手の動きを参考にしていただければ問題はありません。
 育毛剤を塗布するに当たっては、大体の商品が「就寝前の4時間くらいまでに塗ってください」と書いてあります。これは、体を横にすることによって、心臓と頭の位置が同じ高さになるため、日常の立っているような状態に比べると、頭皮に回る血液の量が増えることにより、育毛剤などに含まれる血行促進成分がさらに有効な効果を表すことになります。従って、就寝前の塗布が効果があるといわれています。しかし、一部商品などには使用方法が異なるものもありますのでご注意ください。


 ご自分でもすぐに取り入れることのできる簡単なケア法は以上になります。
 ここからさらにダメージ補修や髪質の改善のケアを間に入れることも可能です。
 しかし、場合によっては回復のために専門的なケア(美容院や理容店)が必要なケースもあり、それを行うことによって、回復度合いや、回復に要する時間が短縮される場合があります。