人には家族や友人にも打ち明けることのできないような悩みを持っています。髪の悩みもそのひとつだと思います。インターネットは膨大な情報が詰まっています。その一つ一つの翻弄され、苦しむこともあれば逆に救われるようなものもあると思います。多くの知識を得ることはとても大切です。ですが一番重要なのは自らの苦しみを誰かに打ち明けるということだと思います。
偶々僕は美容師という仕事をしております。僕自身、最初は現在の仕事に対する不満もありました。当時はカリスマ美容師のブームの前でしたが東京には有名なサロンが多数あり、そこに行って働ければ美容師として一流になれるのではないか?それでも行ける様な状況にない自分に腹立たしさを感じたこともあります。
それが些細な事をきっかけに自らの方向性を変えるきっかけになりました。7歳の女の子と73歳の女性がとの出会いが僕を変えてくれました。当時カットをはじめたばかりでした。その時、お客様のお嬢さんがはじめてサロンに来店いただいたのですが恥ずかしさから真っ直ぐ鏡をみてくれず、俯いたまま。切るにも切れないような体勢でした。お客様のご意向としては勉強に邪魔にならないように前髪を真っ直ぐ眉にかからないようにとのご意向でしたが7歳の少女にはそれがどうしても嫌で仕方がなかったようです。
お客様に聞こえないようにその子に前髪を切りたくないのと聞いてみると小さく頷いていました。7歳の少女にも自分の意思があり、彼女なりに憧れている髪型があるのだと感じ、お母さんのほうを上手く説得することにしました。カット終了後、その少女がうれしそうにはしゃぐ姿がとても印象的でした。
73歳のお客様の時には全く異なる状況でした。普段であればご予約をいただくのが突然に青ざめた面持ちで来店され、とにかくカラーとパーマをお願いしますとのオーダーでした。声をかけることも躊躇するほどの表情で、時間がたつにつれ、大変辛そうな姿にどうしても心配になり、お話を聞くとご主人が危篤状態で後、数日の猶予しかないとお医者様から告げられ、通夜や葬儀の前にご主人さまの周囲の方に会う前に綺麗にしておきたいとの事で一瞬の時間を空けご来店いただいたとの事でした。僕もその数年前に祖母を無くしていて痛いほどその方のお気持ちがわかり、必ずしも医者が正しいわけではなくきっと大丈夫ですよとお話をしました。後から聞いた話ですがその後、一ヶ月間ご一緒に過ごすことができたようです。
7歳も73歳も同じ女性で綺麗でいたいと願う気持ちは一緒なんだと思いました。些細なお話からその方たちの人生に携わることができる職業。だからこそ責任をもってお話を伺う重要性。このサイトのように人が抱える髪の悩みの相談にのっているとその背景には様々な人間模様や生き方が関係しているのだと痛烈に感じます。
相談にご来店いただいたり、メールなどのやり取りから少しでも現在抱えている不安が解消されればと常に考えています。一人で苦しみに耐えないでください。きっとなんらかの解決の方法はきっとあるはずだと思います。先日ご来店いただいたお客様とお話をしていて、数日間とても気持ちが滅入っていたのが少し楽になったと伺いとてもうれしかったです。その方もまた、髪に対する悩みからもしかしたら違った未来を選択していたのかもしれません。ですがケアやカウンセリングを通じて気持ちが楽になったと言っていただけました。
ケアの方法の具体的なアドバイスもとても重要だと思います。ですが髪に対する不安で押しつぶされそうになっている方は他にもいるし、その絶望の淵から抜け出し、現在ではなんの心配もなく人生を送っている方がいるということを知ると大きな励みになるのだと思います。
悩みを打ち明けるというのはとても勇気が必要なことです。ですがその悩みを共有できる誰かがこの世の中に存在してくれていると思えると少しだけ気持ちが楽になると思います。
インターネットは膨大な情報を得ることのできるツールのひとつです。書かれている内容が自分と類似していると不安が募るのは当然だと思います。少なくとも髪について書かれているサイトには不安を煽り商売をしているものが多いのも事実です。だからといって振り回されないでください。
きっと今の状況を打開する方法はあると思います。
改めてサイトを運営していく上で自分に課せられた責任を再確認したような気がします。お客様からはいつも学ぶべきことや気持ちを改める良いチャンスをいただきます。Hさん、ありがとうございました。

極度の脂漏性炎症の抜け毛の回復 ケア後 2

